燻製作りの重要な工程に「乾燥」があります。
これは燻煙前に行う作業で、食材の中にある水分を抜く工程です。
通常は干物用のネットに入れて風通しの良い日陰で干すのですが、夏場は気温が高いためにできないので、冷蔵庫で乾燥作業を行うのが一般的です。(冷蔵庫は湿度が低いので乾燥向き!)
ただしっかりと水分を抜くには結構時間がかかるんですよね。
一応食品なのであまり時間はかけたくない・・・
そんな時、大幅に乾燥時間を短縮するすごいアイテムがあるんです!!
それがオカモト株式会社の「食品用脱水シート ピチット」!!!
実際に豚バラブロック(ベーコン)で試したので、その効果をご覧ください。
ピチットの効果!!
今回はこの豚バラブロック(塩漬け、塩抜き済み)のものをピチットで脱水したいと思います。
使用前のピチット。
中には水飴状の液体が入っています。コレが脱水のキモなんでしょうか・・・
ピチットで豚バラを包みます。
サイズがギリギリだったので、マスキングテープで止めています。
豚バラ肉は凸凹しているので、できるだけ密着させるように包みましょう。
段差や溝にもしっかりと密着させます。
しっかりと包んだら、念のためクッキングペーパーでもうひと包みして冷蔵庫に入れます。
一晩寝かせた結果・・・
うわ、シートがぷるっぷるになってる!!
水飴状だったところに水分が入った感じ。不思議!!
恐る恐るピチットを剥がしてみると・・・
うおーすごい吸水してる!!!
めっちゃ不思議!!!
肝心の豚バラ肉はと言うと・・・
干上がってる!!!笑
これはすごい・・・原理はよくわからないけど、ほんとに食品から吸水しましたね。
触ってみると脱水前のベタベタした感じがなく、肉が引き締まった感じです。
しっかり脱水&臭みを取りたいときに便利!
このように、ピチットを使うと食品から水分のみを吸水することができます。
同時に食品の臭さも取ってくれるようですので、時短+αの効果がありますね!
今回使ったサイズはミニサイズのシートなので大きな食材は包めませんが、なんと燻製用に大判サイズも発売されています。
やるなオカモト株式会社・・・!
でもSOTOいぶし処に入る食材だとレギュラーサイズのシートでいいかな?笑
冷凍保存中の冷凍焼けを防ぐ水切り調理シート(32枚入)ピチットロール【ラッピング不可】 |
ピチットシートがない場合!
すごく便利なピチットですが、ちょっとお値段が高いのがネック。
ピチットがない場合は、リードクッキングペーパーと新聞紙(またはキッチンペーパー)で対応します。
リードクッキングペーパーで食材を包む
まず食材をリードクッキングペーパーで包みます。
ライオン リード ヘルシークッキングペーパー ダブル 76枚ホーム・キッチン/生活雑貨/キッチン用品 |
リードクッキングペーパーは一般的なキッチンペーパーとは違って食材にくっつきにくいので、ぜひ用意しておきましょう。
その上から新聞紙で包む
その上からさらに新聞紙またはキッチンペーパーで包みましょう。
水分が染み出る可能性があるので、3重くらいにしておいたほうが良いと思います。
冷蔵庫に入れる
食材を包んだら冷蔵庫に入れましょう。
1日から2日置いておけば、ある程度脱水ができると思います。